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【レポート】ゼロカーボンミーティングin木曽「木曽地域の木質バイオマス燃料を活用しよう」

エリア : 木曽町

令和6年3月8日、県木曽合同庁舎2階講堂において、ゼロカーボンミーティングin木曽を開催しました。
面積の9割が森林の木曽地域において、脱炭素に貢献できることして、豊富な森林を活かした取組みについて3名の方から発表していただきました(予定していた発表者は4名でしたが、1名、体調不良により欠席されました)。

一人目は、株式会社木曽ツリーワークス 代表取締役社長 千村格(ちむらいたる)様から「株式会社木曽ツリーワークスの取り組み」について発表していただきました。
薪ストーブは石油ファンヒーターとは違い室内に有害物質を含む排気を出さない、薪は再生可能な循環型エネルギーであるなどのメリットがある一方、薪の置き場所が必要、近所からの苦情あるなどのデメリットがあるが、十分乾燥することによってすすがほとんど発生しなくなることなどをお話しいただきました。

二人目は、木曽町環境水道課 生活環境係の長瀬係長から1月に策定された「木曽町再生可能エネルギー導入計画」について 発表していただきました。
木曽町では2050年にゼロカーボンを達成するために、林業振興と木質バイオマスの普及を中心に取り組み、公共施設への木質バイオマスボイラーの導入や森林整備・J-クレジット化を進めていることをお話しいただきました。

最後は、木曽地域振興局林務課 普及林産係 鈴木課長補佐から「木曽地域の森林吸収」について発表していただきました。
木曽地域の森林における炭素の吸収量、J-クレジットの仕組み・木曽における取組や木質バイオマス関係の助成事業について説明していただきました。

 参加された方々のアンケートの結果では、半数以上の方から内容について満足・概ね満足だった、2050ゼロカ―ボンに対する意識が高まった、との評価をいただきました。また、木曽町の取組や薪ストーブ・ペレットストーブについて関心が高まったとの感想もいただきました。

 今回のミーティングの内容は、後日、県のホームページにおいて動画配信いたしますので、ご興味のある方はご覧ください。

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