ライチョウを救うため、皆様のご寄付を ~守ろう、つなごう、ライチョウの未来~
長野県直営『共創型』ふるさと納税受付サイトで寄付を受け付けています(目標額1300万円)
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―ライチョウを取り巻く危機的な状況 |
ライチョウは長野県の「県鳥」で、国の特別天然記念物にも指定されており、豊かな山岳環境のシンボル的な存在です。その可愛らしい見た目から多くの方に親しまれ、愛着をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、近年、ライチョウは生息数を著しく減らしています。
国等の調査により1980年代には約3,000羽いた国内の生息数が、2000年代初頭の調査では約1,700羽にまで減少していることが分かりました。
数が減った原因としては、ヒナを捕食するキツネやテンなどの増加や高山帯へのシカ等の進出による高山植物の減少、地球温暖化の影響による高山植生の変化などが考えられます。
今世紀末には地球温暖化の影響により生息環境の縮小が予測されており、絶滅の危機がさらに高まる可能性が指摘されています。
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―ライチョウを増やすための本県の取組 |
この事態を何とかしようと、長野県は環境省が主導する保護対策に協力と支援を行っています。平成30年には、絶滅したと思われていた中央アルプスにおいて、およそ半世紀ぶりにメスのライチョウ1羽が確認されたことを契機に、ケージ保護やサルの追い払いによるライチョウ個体群の復活に取り組んでいます。
また、県独自の取組として、ライチョウ保護のためのクラウドファンディングを令和2年度と3年度に実施し、多くの皆様にご寄付をいただきました。
ご支援いただきました皆様には改めて心から感謝申し上げます。
寄付金は、ケージ保護やサルの追い払いに参加できる技術者(長野県ライチョウサポーターズエース)の育成やライチョウの目撃情報投稿アプリ「ライポス」の開発や普及啓発に活用させていただきました。
こうした取組により、中央アルプスでは平成30年に1羽だったライチョウが令和5年7月には70羽程度まで増加しています。
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―中央アルプスでは増加傾向!しかし・・・ |
中央アルプスでは保護の取組により増加の傾向が見られますが、ライチョウは北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、南アルプスなど、中部山岳の高山帯に広く生息しています。
これらの山域においても、ライチョウの現状や課題を明らかにしたうえで、山域の状況に応じた効果的な保護対策を講じていく必要がありますが、近年、十分な調査が行われておらず、詳細な生息状況が把握されていません。
ライチョウの生息数減少の原因はそれぞれの山域によって差があり、例えば南アルプス北部ではシカ等の高山帯への侵入やキツネ・テン等の捕食者の増加等複数の要因が確認されています。そのどれを優先的に実施し、効果的な対策を行っていくのかが喫緊の課題となっています。
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そこで、新たにクラウドファンディングによる寄付を募集しています。
皆様からのご寄付は、ライチョウの保護増殖のための取り組みや、近年の生息状況が十分に明らかにされていない山域での調査等の保護活動に活用させていただきます。
寄付の方法について、詳しくはこちら
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事業概要
事業名 | ライチョウを救うため、皆様のご寄付を~守ろう、つなごう、ライチョウの未来~ |
寄付募集期間 | 2023年11月30日(木)〜2024年8月31日(土) |
目標金額 | 1,300万円 |
担当 | 長野県 環境部 自然保護課 |
TEL 026-235-7178/ FAX 026-235-7498 | |
shizenhogo@pref.nagano.lg.jp |