信州ゼロカーボンBOOK

省エネと創エネで建物のエネルギー消費を実質ゼロに!

建物の断熱性能の向上や効率のよい機器の採用等の「省エネ」によってエネルギー使用量を大幅に削減し、太陽光パネル等で必要なエネルギーを作り出すこと(創エネ)で、建物のエネルギー収支をゼロにすることも可能です。
これを目指した建物をZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)といいます。一般的な建物の1.1〜1.2倍の費用で建築できると試算されています。

ZEBの4つのメリット

  • 光熱費が下がる!
  • 快適で仕事がはかどる!?
  • 災害時にも安心!
  • 不動産価値が向上!?
下記資料において、小規模事務所で9%増、物販店では18%増と試算されています。
「ZEB設計ガイドライン(ZEB Ready・小規模事務所編)」(ZEBロードマップフォローアップ委員会)
「ZEB設計ガイドライン(ZEB Ready・スーパーマーケット/ホームセンター編)」(ZEBロードマップフォローアップ委員会)

実録!本社をゼロエネ建築にしてみたら・・・

佐久市の建設会社は、本社を新築する際に社屋を超高断熱にしました。熱交換換気トリプルガラスによる日射取得と断熱両立などの省エネ技術を取り入れるとともに、太陽光パネルを設置しています。また、建築資材を製造する際のCO2排出量削減にも配慮して木造建築としています。
新社屋の単位面積あたりのCO2排出量は、旧社屋の4分の1、太陽光発電を加味するとマイナスという驚きの結果が出ています。

新社屋

〔出典〕木下建江株式会社資料

*省エネに配慮した換気方式。屋外に排出する空気で、屋外から取り込む空気を温める(又は冷やす)ことで、快適性を維持しつつ空調のエネルギー使用量を削減できる。

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